2017年7月24日月曜日

シベリア鉄道に(ちょこっと)乗ってみた

2017/07/14 シベリア鉄道に(ちょこっと)乗ってみた!

ウラジオストクからモスクワまで全長9,297kmを結ぶシベリア鉄道は、鉄道ファンのあこがれの路線のひとつといえるだろう。
今回ロシア極東を訪れ、ウラジオストクからハバロフスクまでのちょこっと(767km)だけ乗車してみたのでそのレポート。


今は夜8時過ぎ。極東の夏は9時頃まで明るい。もうすぐハバロフスク行きのオケアン号の発車時刻だ。



これがシベリア鉄道の乗車券。乗車区間や寝台番号だけでなく、個人名やパスポート番号が明記されている。ロシアでは日本人は自由旅行することができず、ビザが必要だし宿泊先などを明記したバウチャーを提出する必要がある。いろいろ難しそうなので今回はツアーでの旅行。ビザを取ったのは生まれて初めてだった。ロシア旅行は不自由だけどいろいろおもしろい。



シベリア鉄道は各車両に車掌が乗務し、乗車時にチケットとパスポートを見せる必要がある。なお鉄道関係の時刻表示は全てモスクワ時間。



ホームからデッキまではほとんどはしごを上るような感じで、日本では考えられないようなバリア度(^-^;)



通路はこんな雰囲気。とても現代的で清潔な車両だった。



これが今回の4人用コンパートメント!俺は16番の寝台。偶数番号が上段だ。



室内はこんな感じ。テーブルクロスがあるのがヨーロッパの寝台列車っぽい。
テーブルには車内販売メニュー(読めん)と、持ち帰り自由のロシアの新聞(読めん)。



壁には蛍光灯のスイッチが。
ベッドごとにこんなLED読書灯があるので暗いということはなかった。



上段へはこの梯子を引き出して登っていく。それなりの運動能力が必要かも(^-^;)



ハンガー完備。日本のB寝台と同じく上段の上部に収納スペースが有る。



嬉しいことにコンパートメント内にコンセントが2つもあったので充電し放題(^o^)/
俺は変換コネクタと延長コードで上段に引き込んで使用した。



途中で女性車掌がお土産を売りに来たので購入!とことん英語が通じなくて大変だった(^-^;)ジェスチャーは偉大だなと思ったw



トイレはこんなにキレイ!日本の鉄道車両と変わらないレベルかと。これはかなり意外で嬉しかった。



その他車内の光景。非常ドアコックなど作りがごつい。



この季節はウラジオストク駅を出た後しばらくは幻想的な夕日を眺めることができる。息を呑む美しさだった。



日が暮れてからはロシアのビールとウォッカで乾杯!ちょっと酔っ払いすぎた(^-^;)




地球の歩き方にあったオケアン号の時刻表。ほぼ定刻通り運行した。
酔っ払って寝ているうちに下の段に2人のロシア人が乗ってきたみたい。



朝起きると、ロシア人が朝食を食べており、有料かなと思ったら切符に付属のサービスだったみたい。下段のロシア人に挨拶して席を空けてもらってブリヌイとビスケットの簡素な朝食を頂いた。



オケアン号は定刻通りハバロフスク駅に到着した。



すべての乗客が降りるので駅はにわかに活気づいた。



ハバロフスク駅舎。なんとなくウラジオストク駅舎に似ている。

まとめ。ほんのすこしだけだがシベリア鉄道の雰囲気を体験できて満足した。いつか必ずモスクワまでロシア号に乗ってみたいと気持ちを新たにした旅だった。

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