2016年6月4日土曜日

BRZにスーパーチャージャーを装着

2016/06/03 BRZにスーパーチャージャーを装着してみた。


シビックタイプRユーロからBRZに乗り換えたわけだが、FRの楽しさを満喫しながらもなんとなくパワー不足を感じていた。カタログ値としてはほとんど差がない2台ではあるのだが・・・。
考えられる要因としてまず、シビックのK20Aエンジンの吹け上がりの気持ちよさが忘れられない。あの吹け上がりと高回転域の気持ちよさは異常。それで何となくパワーが無いように感じるのかと。それとBRZのFA20エンジンは4000rpm付近にトルクの谷があるのがどうしても気になる。以前乗っていたBH5レガシィのEJ20エンジンを思い出す(^-^;) SA浜松の現車セッティングデータが入っててもそう感じるんだから仕方ない。なお前オーナーの弁では吸排気いじってからのSA浜松セッティング後のパワーはシャシーダイナモ計測で205psだったらしい。

前オーナーが吸排気で交換していたのは以下のパーツ。


マフラー リアピース stiスポーツマフラー
エキゾーストマニホールド&メタル触媒 パワークラフト
エアクリ HKS レーシングサクションリローデッド
正直もうNAでいじるところはほぼ無い。

じゃあもうNAはやめて過給器つけちゃおうよと(^o^)/

ターボはレガシィで懲りたのでw 今回はスーパーチャージャーなるものをつけてみよう。

HKS GTスーパーチャージャー プロキット:86
http://www.hks-power.co.jp/product_db/supercharger/db/15607
選択したのはこのHKSのスーチャ。今回はフューエルアップグレードキットを含む300PS仕様のSTEP2を選択した。



=TOP= of LUCK OFFICIAL WEB SITE
http://www.luck.co.jp/
取付はHKSのパフォーマンスディラーでもある愛知県のラックというお店でお願いした。
実は装着後のセッティングで深刻なトラブルが発生。時間がかかったがいろいろと試行錯誤してくださり、原因が判明!入庫から4週間後、ついに完成した。



キャー!かっこいい!
俺の個体の場合、もともと装着していたHKSレーシングサクションとの相性が悪く、ノーマルエアクリボックスを装着することですんなり正常に稼働したそうだ。なんとなく悔しいのでせめてフィルターはHKSの純正交換タイプのスーパーハイブリッドフィルターにしてみたw
あと、GReddyのオイルクーラーはスーパーチャージャーと同時装着できない(加工などお金をかければ可)とのことで、あまりサーキットに行かない俺は冷却効率は下がるがエルスポーツの水冷式のオイルクーラーに換装した。
冷却系パーツ of LUCK OFFICIAL WEB SITE - http://www.luck.co.jp/item/elsport/cooling_parts.html



ラックでのダイナパックの計測結果はこんな感じ。tcf(係数)=1.0
トルク:27.99Kgm @101.0km/h 4,873rpm
パワー:246.07PS @138.0km/h 6,661rpm

意外と低い?でもショップによると俺の構成と年式(12年式、走行48000km)では標準的とのこと。スーチャ装着前は計測してないそうだが、同じようなチューニング状況の車両でたいてい160PS台とのことなので約80PSアップといったところか。1.5倍!すげー!

まあ測定器ごとに異なる数値はどうでもいい。走ってみた感覚の方が重要。
緊張の中、ラックをあとにして岐阜へ向かった。アクセルを踏んだ瞬間、はや!いやもちつけ、4週間乗った代車の軽自動車に慣れたせいで否応なく速く感じるだけだ(^-^;) 冷静になると夕方の混雑した名古屋市内を普通に走る分ではほとんど違いがわからなかった。しかし名二環で加速してみると、2速の加速でTRC作動!(^-^;) ちょw速いww 一瞬で制限速度に到達してしまった。これはヤバイ\(^o^)/
以下脳内妄想。
(きっと峠でも速い。特に3速や4速の4000rpm以上は怒涛の加速っぷり。少しぐらいの上り坂はまるで無視するかのような加速だ。以前乗っていたレガシィと同じようなパワーだと思うけど、車両重量が軽い分速い感じがする。追い越しも短い距離でラクにできる。きっとそんな感じだろうなあ。)
(きっと高速でも速い。スーパーチャージャー装着前は180km/hを超えるとほとんど加速感がなく、速度表示が上がるのもじれったい感じだったが、今は180km/hからでもグングン加速する。200km/hを出すのに特に気合や長い直線は必要なくなった。きっとそんな感じだろうなあ。)

試しに電子制御を完全に無効にして走ってみると、ちょっと踏むだけでホイルスピンしまくり。イニシャルDみたいなスタートになってしまう(^-^;) もし路面がうねってたりしたらどこに飛んで行くかわからん。うん、電子制御は常に入れとこう。

その他感想いろいろ。

・乗り味について
まずターボのようなドッカンな感じは全く無く、評判どおりリニアな加速感だと思う。しかもレブリミットまでちゃんとパワーを感じた。しかし、4000rpmからググッと効くこともあり、やはりNA時に比べると「補器をつけたなあ」と感じてしまう。絶大なパワーと引き換えにNAの楽しさはかなり損なわれてしまったと言わざるをえない。あとパワーがありすぎて、ノーマルBRZのどこでも「とりあえず全開」みたいな気軽さはなくなってしまった(^-^;) 「とりあえず全開」できない理由のひとつは制動力不足ですな。ノーマルじゃ全然足りない。止まれないのが怖くて踏めない。

・音について
結構心配だった騒音だが、これは問題ない。レーシングサクションだとうるさいらしいが、期せずしてノーマルエアクリボックスに換装したからか特に騒音に違いは感じられなかった。吸気音に関しては低下したくらい。
音といえばスーパーチャージャー特有の「キーン」という音がする。これはチューンドカーらしくて耳に心地よく気持ちが良い(^^) 2,800rpmくらいから聞こえ始めアクセルを放すと「ヒューン」と音がする。この音が遠くでパトカーのサイレンが鳴っているのに似ているため、勘違いすること複数回(^-^;)
あとアイドリング時にも「シュー」という吸気音がずっとしている気がする。

スマホで収録したエンジンルームの駆動音はこんな感じ。



・燃費について
悪化すると思っていた燃費は特に悪化していない。自分で満タンにした満タン法によると以下の様な結果になった。
①9.8km/L         380.5km走って39.0L給油 (高速道路80km含む。峠多め。かなり回しまくりw)
②12.6km/L       328.6km走って26.02L給油 車両の燃費計は12.5km/L (高速道路100km含む。まったりバイパスドライブ。)
まあ踏めば燃費が悪くなるのは当然のことだが、スーパーチャージャー装着で致命的に燃費が悪くなるようなことは全くなかった。
あと車両の燃費計が意外と正確だとわかったw

・メンテナンスについて(ラックで受けたアドバイス)
エンジンオイルは4000kmまたは4ヶ月ごとに高粘度(40以上)のオイルに交換(推奨)
エアクリもちゃんと交換
スーパーチャージャーのオイルは6万キロでフィルター共々交換。
ガソリンは絶対ハイオクw (ノーマルのBRZはレギュラーでも勝手に燃調補正して走るんだって。)

まとめ。HKSのスーパーチャージャーキットでBRZがまるで別の車に生まれ変わったかのように変化した。クラッチを繋ぐたびに運転の楽しさを再び実感できるようになった。


<おまけ>


ADVANCE BF 概要 | Defi - Exciting products by NS
http://www.nippon-seiki.co.jp/defi/products/advance_bf/summary_adbf/
スーパーチャージャーをつけたらやっぱりブースト計も付けたい!ということでラックで一緒に取り付けてもらった。ブースト計はよく動くので楽しい(^o^)/
ちなみにピーク値記録を見ると最大ブースト圧は0.8を少し超えるくらいだった。


ブースト計を追加すると、追加メーターが4個になって設置場所に困るのでブースト計以外は助手席に移動した。こちらもラックにてお願いした。
BLITZ POWER SITE : RACING METER PANEL
https://www.blitz.co.jp/products/meter/rcmp/rcmp.html



左から水温、油圧、油温にしてみた。遠いかと思ったけど運転席からも意外と見やすい。
走行時に若干ビビリ音がするなあ(^_^;)

3 件のコメント:

  1. いつも楽しみに見ています。非常に参考になります!

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    1. コメントしてくれて、また、いつも見てくれてるようでありがとうございます(^o^)/励みになります!

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  2. 参考になります。その後の経過もまた教えてください!

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